最 優 秀 賞
「こうなっていたらいいな」というポジティブなことを考えて実際にあったように書く日記。「新しい友達ができた」「お気に入りのくつを見つけた」など、日常的なこと、小さなこと何でもOK。そして、それが達成できるように、その日のやることや目標を追加し、終わったら実際の出来事や感想を書く。これを使えば、これからポジティブで前向きな毎日が送れます。
実際に今書いているポジティブ未来日記(家にあったノートを使用)
2024年、私は「挑」という字を目標にした。新しいことにどんどん挑戦し、自分を高めたいと思っていたから。しかし挑戦には勇気が必要だ。くじけそうになった時、自分に必要なのは「前向きな心」「ポジティブさ」だった。そして、一つずつ確実に進めるうえで次の日という近い未来のことを考えることが大切だと思った。
実際に、2024年1月1日から書き始め、今でも毎日書き続けている。1月に能登で地震があり、同じ県内のことで不安があったが「大丈夫!」と前向きに思うことができた。学校のテストや部活の試合、日常生活でも前向きに思えるようになった。
次々新しいことをやろうと思えたり、今がとても楽しかったりと、いいことたくさん! ポジティブで充実した毎日が送れている。
タイトルの通りポジティブな自分になることができる、新しい日記の使い方のアイデアです。能登で大きな地震のあった今年の1月1日から、実際にこの『ポジティブ 未来日記』を書き始められたそうですが、同じ石川県在住ということで、大きな不安もおありだったことでしょう。この日記を記入することで、前向きに過ごすことができたとの力強いメッセージがこの作品にはありました。これからもぜひ前向きに未来を切り拓いていってほしいと思います。
優 秀 賞
オリンピックやパラリンピック、ラグビー、サッカーワールドカップ、4年周期の大会を目指す人、それを応援したい人に、春から大学生になる人、そして、4年後の目的、目標を目指してがんばるすべての人に達成日までを1つのドキュメンタリーのようにまとめられる、これまでどこにもなかった4年連用日記。
「4年」という点がポイントです。私自身、ラグビーが大好きで、ラグビーワールドカップが4年ごとに開催されるから、4年連用日記を使いたいと考えました。バインダー式は、もっと書き残したいことが増えたときに紙を増量できたり、取っておきたいものをクリアホルダーに入れておけたりという利点があります。
2023年フランス大会の日記帳。
2021年から書き始めたため3年連用日記を使用
2027年オーストラリア大会に向けて
使っている手作りの4年連用日記帳
湯澤様の思いがあふれる、とても情熱的な作品でした。ラグビーワールドカップへの熱い思いが、「4年」でなければならないという必然性を裏付け、このアイデアを説得力のあるものにしています。高橋書店の連用日記では、2年、3年、5年、10年はありますが、4年連用の商品はありません。この度の作品で4年間という一見中途半端な期間に、こんなにもこだわりを持ったニーズがあることに、目から鱗が落ちる思いでした。
優 秀 賞
中高生の学校生活をよりよいものにさせることをねらいとした手帳。
●月ごとのページ
毎月の目標を、勉強・学校・そのほかのことに分けて記入できる。
さらに、月ごとに気持ちが明るくなる名言をのせ、モチベーションを高く保てるようにした。
カレンダーは予定を書き込める広めのスペースにした。
●週ごとのページ
時間割、ToDoリスト、勉強時間、その日の満足度を書くスペースで構成。
勉強時間と満足度を毎日点で記録し、それを次の日の点と結んでいくと折れ線グラフになり、視覚的に自分の状況が確認できるようした。
●定期テストの記録、Wish List、読書ログ
生活をより豊かにするものを、一冊の手帳の中だけで実現できるようにした。
Wish Listにやりたいことを書くことで、希望を持てない時代、不安が多い時代でもモチベーションをあげることができる。
この手帳は全体的に書き方の自由度は低いが、低いからこそ手帳の書き方が安定しやすく管理しやすいものとなり、途中でサボってやめることなく続けることができると思う。
現役の中高生が考えた、中高生のための手帳です。日々の勉強時間や満足度をグラフ化できるなど、学校生活をより充実したものにするための工夫が随所に見られその完成度の高さには、審査員一同、驚かされました。ユーザーの視点に立つことの大切さに、あらためて気づかされる思いです。
優 秀 賞
「ダメなどんぐり」とはダメな自分自身のことです(「どんぐり」はニックネーム)。とにかく自分の行動を「見える化」することを重視しました。
マンスリーページでは1カ月ごとに設定した目標に向けてのデイリーチェックや、その日の自分がどうだったかを「○/×/△」で記入したり、その日の勉強時間や使ったお金の合計を記入できたりします。
ウィークリーページでは、左ページに1週間のデイリープラン(ToDo)を、右ページにグリッド+タイム目盛りがあり、1週間分の自分を一目で確認することができます。
1日1ページのスタディプランナーの要素と、レフト式と日記形式をすべて組み合わせました。
週間レフト式の右ページにグリッドとタイム目盛りを組み込んだアイデアが秀逸。記入例にあるマーカーを利用した時間管理も実用的で、細かいところまで随所に工夫が施された作品でした。
日別月別ではなく、最初から項目別に記入していく家計簿です。
1カ月分の集計をするときは、各項目のページの該当月分の支出額の小計を出し、その後それらの小計を足していけば、その月の支出総額がわかります。
また、交際費や医療費など、あとで確かめたい項目があったとき、日ごとや月ごとに探さなくてもその項目のページを見ていくだけで1年分の消費額や内容が一目で把握できます。医療費控除の確定申告などの折に大変便利です。
実際に手作りして使用していたというだけあって、とても説得力があります。費目(項目)分けに特化した記入形式は、集計や検索もしやすく、実際に使う人の目線で作られた、完成度の高い作品でした。
※受賞者の年齢は応募時のものです。