ごちそうでなくていい、今あるもので温かなひと皿を
大原千鶴の すぐごはん冷蔵庫にあるもので
まいにちのことだから、今あるもので気軽にささっと
今ある素材を、おいしく、上手に使いきる。
ひと皿が、メインに、おべんとうに、おつまみにも、早変わり。
おいしさも、食べ方もいろいろ、あなた次第。
それぞれの暮らしに寄り添う、大原千鶴流〝これからの食べ方〟をたっぷりと。
工夫と知恵と愛情でおいしくなる、すぐごはん。
思い立ったら、すぐ作れる!
冷蔵庫にある材料で、すぐに取りかかれるものばかり。今ある素材をおいしく使い切ることは、食品ロスを減らす現代版始末の知恵でもあります。切るだけ和えるだけ、レンチン、少し残った素材や調味料も大活躍。思いがけず生まれた、おいしい組み合わせ、意外な味。テクニックよりも、楽しんでやってみるのが一番のコツです。
食べ方いろいろ、あなた次第で広がるアレンジ
家族で暮らしていても、変化しつつある食事のスタイル。主食とおかずを兼ねたひと皿ごはん、少量づくり、気軽なつくりおき、軽く一杯にササッとできるおつまみ、遅めの時間でも安心の軽食等々。それぞれに寄り添う食べ方でどうぞ。材料表通りの素材でなくても必ずおいしく作れるアイデアもたっぷりと紹介しています。
目次
はじめに
1 卵・豆腐・油揚げ
2 野菜・果物
3 冷凍のもんの肉・魚
4 ちょい残りでステキな一品に
5 お昼やしめに こっそり低糖質
6 冷蔵庫に残っている 瓶詰めで
7 半端食材が生き返る 蘇るつまみ系
きちんと料理がしたいけれど、材料がない、時間がない。いつもそんな風に嘆いていませんか。とはいえ、冷蔵庫をのぞいてみたら・・・・・・、パックの卵、買いすぎて冷凍したお肉、少し元気のなくなったにんじんにピーマン等々、おいしくなりそうな素材が結構みつかるもの。大原先生の生まれ育った京都では、食材を無駄にせず、おいしく生かす使いきりを始末と呼び、幼い頃からごく自然にその考えに触れています(p33より)。今あるもので、今日はこれとこれを合わせてみようかな、と気軽に台所に立ってみましょう。家庭の毎日の料理は、ごちそうである必要はありません。ちょっとした工夫には発見があるし、愛情がひと皿をおいしくしてくれます。あっという間にできあがるものばかり。本書をもとに、各ご家庭なりの〝すぐごはん〟レパートリーをどんどん増やして下さい。