ガイドライン第3版(2019年)に対応した改訂版
患者のための最新医学 痛風・高酸血症 改訂版
- 価格
-
1430円(税込)
- 著者名
- 日高 雄二(監修)
- ページ数
- 192
- 判型
- A5
- ISBN
- 978-4-471-40835-0
ガイドライン第3版(2019年)対応の最新情報。日常生活の改善から、最新治療・薬まで。
『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版』(2019年)対応。最新の薬物療法と痛風発作への対応法、痛風と間違われやすい病気と合併症、治療と両輪である尿酸血を下げる生活と食事のポイントまで、詳しく解説。療養生活に役立つ、巻末Q&A頁も大幅にボリュームアップしました。
尿酸値が高い状態を放置すると、激痛発作だけでなく、腎障害、尿路結石、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などを引き起こす原因に。合併症をまねかないためにも、早い段階からしっかりと尿酸値をコントロールし、治療を行うとともに、食事や運動などの日常生活を改善することが重要です。
最新ガイドラインに対応
血中の尿酸が正常値を超えた状態が「高尿酸血症」。高尿酸血症によって、血液中の尿酸が尿酸塩結晶とよばれる結晶になり、関節や腎臓に析出して起こる症状が「痛風」。本書は、日本痛風・核酸代謝学会による『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版(2019年)』に対応した最新版です。
痛風・高尿酸血症の患者さんは増加傾向
痛風の原因となる高尿酸血症の患者さんの数は、1000万人を超えるとされています。近年、尿酸値の上昇は、痛風だけでなく脳・心血管疾患や腎障害にも影響を及ぼすと言われており、関節炎や臓器障害を合併する場合もあります。腎臓はがまん強い臓器のため自覚症状が現れにくいことから、定期的な健康診断も大切です。
目次
第1章 痛風・高尿酸血症についてよく知ろう
第2章 痛風・高尿酸血症の検査と診断
第3章 痛風・高尿酸血症の治療
第4章 痛風とまちがわれやすい病気
第5章 痛風と合併して起こりやすい病気
第6章 痛風・高尿酸血症の人の日常生活のポイント
第7章 痛風・高尿酸血症の人の食事のポイント
◎痛風・高尿酸血症をさらによく知るためのQ&A
◎食品・アルコールに含まれるプリン体含有量
◎索引
腎臓は、たとえ機能が半分に低下しても、腎臓自体には自覚症状があらわれにくい特徴があります。それほどがまん強い臓器です。健康診断で尿酸値が高めであることを指摘されたら、まずは食べ過ぎ飲み過ぎに注意し適切な運動を。患者さんのほとんどが男性とされていますが、女性も更年期を過ぎるとなりやすくなります。自覚症状のない段階では、尿酸値が唯一の指標になりますから、健康診断を定期的に、数値によっては回数を増やすことも、早期発見・早期治療につながります。