深掘り質問のパターンを知ると効果的な準備ができる!
2020年以降、「AI面接」、「AI適性検査」を採用試験に導入する企業が急速に増えました。代表的なものは、『SHaiN』と『HireVue Assessments』です。AI面接の大きな特徴は2点あります。一つは、「①目的、②苦労、③成果、④貢献、⑤根拠」についての深掘り質問が多いこと。もう一つは、抽象的な返答をすると、具体性がある返答をするまで、何度もしつこく「具体的に述べてください」とか「具体例は何ですか」と追及してくることです。
AI面接の質問内容は、対面形式での面接官の質問と同様です。しかし、所要時間は長くなる傾向があります。具体例の追及質問が繰り返し行われた場合、2時間ほどかかるケースも…。
効果的な対策は、深掘り質問の5パターンについて、それぞれ具体例を答えられるように予め準備をしておくことです。
覚えておきたい!
覚えておきたい!AI面接の対策ポイント
対策ポイント1
深掘り質問5パターン
深掘り質問の主なパターンは、①目的・②苦労・③成果・④貢献・⑤根拠の5つ。
これらの深掘り質問が実際どのように聞かれるのか、最頻出質問の「学チカ質問」を例に挙げて説明します。
対策ポイント2
深掘り質問の例「学生時代に力を入れて取り組んだことは何ですか?」
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〈目的〉を問う深掘り質問:なぜ(何の目的で)力を入れたのですか?
→サークル運営を担うことで、協調性を磨きたかったからです」のように、
「〇〇によって、□□したい(になりたい)から」と具体的に答えよう! -
〈苦労〉を問う深掘り質問:苦労(努力)したことは何ですか?
→「部活と勉強の両立です。片方がおろそかにならないよう、どちらも毎日時間を決めて取り組んでいました」のように、どんな点に苦労して、どう克服したかをはっきり答えよう!
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〈成果〉を問う深掘り質問:それを通して、得たことは何ですか?
→「ゼミの研究でプログラムを一から組んだことで、懸念される問題をあらかじめ考慮する分析力を得ました」のように、自分の取り組んだことから得た能力、できるようになったことを具体的にアピールしよう!
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〈貢献〉を問う深掘り質問:当社の仕事にどう生かせますか?
→「学生時代に培ったコミュニケーション能力で、お客様の心を開き、御社の商品の魅力を最大限伝えることができます」のように、自分がどんな能力で、どう活躍できるかを具体的に伝えよう!
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〈根拠〉を問う深掘り質問:生かせると思った根拠は何ですか?
→「私の学生時代の研究テーマは、御社の〇〇部門の研究に通じるものであり、□□の分野において即戦力になれると感じているからです」のように、自分の能力・知識が、会社のどこで発揮できるかを明確に答えよう!
これらの質問は、どれも深い企業研究に基づいたものだね。企業研究をしていることを伝えて、志望度の高さをアピールしよう!
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実際の面接では、①~⑤の聞かれる順番が変わったり、聞かれないものがあったり、特定のものに関して徹底的に聞かれたりすることもあります。いずれにしても、定番質問や、その企業に提出したエントリーシート、履歴書の項目について、①~⑤の深堀り質問がきた場合を想定した準備をしておけば、落ち着いて答えることができます。
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どのように質問されるか見てみよう!自分の行動や考えを明確に回答することがポイントだよ!