2つの調理法を身につけて献立作り自由自在
ウー・ウェンの 煮もの あえもの
煮ているあいだに、あえましょう!
2つの調理法を身につけて、献立づくり自由自在
家庭料理の中でも、出番の多い調理法「煮る」「あえる」。
野菜たっぷりの「あえもの」に、肉や魚などのたんぱく質が健康的にいただける
「煮もの」を組み合わせれば、食生活のバランスが無理なくととのいます。
素材を鍋に入れて火にかけ、あとは時間まかせの「煮もの」は、
つきっきりで面倒をみなくても、時間が味方になっておいしくなる、
忙しいときこそ頼りになる調理法です。
火にかけているあいだに「あえもの」を作れば、2品が同時に完成。
いちばんおいしいタイミングを逃すこともありません。
2つの調理法を身につければ、献立づくりは自由自在、
日々の食生活と家族の健康を支えてくれます。
おいしく健やか、合理的な 煮ものあえものの組合わせ
煮ものとあえものの組み合わせはとても優秀。肉や魚、大豆製品などたんぱく質をおいしく食べられる煮もの、野菜たっぷりのあえものがあれば、栄養バランスのとれた献立に。煮ているあいだは自由な時間ですから、折角ならあえものを作りましょう。家庭料理は繰り返し。煮る・あえる、は日々の料理を助ける調理法なのです。
野菜をおいしく、たっぷり いただける「あえもの」
あえものの方程式はとてもシンプル。素材に、「塩味」、こしょうや花椒などの「風味」、そして「油」をあわせれば出来上がり。野菜1種類でも、塩味・風味・油の組み合わせ次第でメニューは広がります。野菜2種で、果ものを合わせて、野菜と肉や魚介を組み合わせて。加熱した野菜はかさも減りたっぷりいただけます。
目次
目次
あえもの
◇あえものの考え方
■アスパラガスとたけのこ、そら豆のあえもの ■ほうれん草とエリンギの腐乳あえ
■カリフラワーの桜えびあえ ■菜の花とスナップえんどうのあえもの
■蒸しパプリカの花椒風味あえ ■キャベツの辣油あえ ■紅心大根のはちみつあえ
■胡瓜とレタスの翡翠あえ ■たたき胡瓜のミントあえ
■ねぎ油のポテトサラダ ■四季のポテトサラダ
■紫キャベツと松の実のあえもの ■蒸しなすのおろししょうがあえ
■長芋とれんこんのあえもの ■春菊と舞茸のあえもの
■牛しゃぶ肉とクレソンの麻辣和え ■豚しゃぶとオクラ、冬菜のあえもの
■豚バラ肉と豆もやしの四川風
■鶏レバーの塩漬けのあえもの レモン風味 ■鶏レバーの塩漬けのあえもの パセリ風味
■牛しゃぶ肉とクレソンの麻辣和え ■豚しゃぶとオクラ、冬菜のあえもの
■豚バラ肉と豆もやしの四川風
■鶏もも肉の棒々鶏 ■鶏ささみの棒々鶏 ■鶏むね肉の棒々鶏
■むきえびと、そら豆、芽キャベツのあえもの
■カニとほうれん草のあえもの ■ホタテとセロリのあえもの
■たことキャベツのあえもの ■じゃこと小松菜のあえもの
■にんじんとあんずのあえもの ■梨と白きくらげのあえもの
■金柑とかぶのあえもの ■蓮根と柿のあえもの
■カリフラワーとりんごのレモン風味あえ
■白和え3種 ■厚揚げとピータンのあえもの ■みょうが入りピータン豆腐
■黒きくらげと香菜のあえもの ■白きくらげとトマト、みょうがのあえもの
■切り干し大根の香味野菜和え ■中国ゆばと玉ねぎのあえもの
■ねぎ油のあえ麺 ■自家製辣油のあえ麺
など、あえもの全58品
煮もの
◇煮ものの考え方
■豚肩ロースの角煮 ■卵入り豚バラ肉の角煮 ■豚ヒレ肉のさっぱり角煮
■スペアリブとマンゴーの煮もの ■スペアリブの豆豉煮
■豚肉のカレー ■豚肉の梅干し煮 八角風味 ■豚肉と白菜のじっくり煮 金柑風味
■牛肉のクミン煮 ■牛肉の五香粉風味煮■牛肉のさっぱり煮 塩麹風味
■ラムのトマト風味煮 ■ラムチョップの塩クミン煮
■鶏肉じゃが ■鶏肉の豆豉煮 ■鶏肉の紹興酒煮 ■大きな肉団子
■鶏ささみとレタスのさっと煮 ■鶏肉とたけのこの高菜漬け煮
■ぶりとねぎの煮もの ■白身魚の花椒風味煮 ■白身魚と高菜漬けの煮もの
■冬瓜と干し貝柱の煮もの ■なすのうまみ煮 ■トマトとかぼちゃの煮もの
■ごぼうとにんじんのオイスターソース煮 ■里芋のねぎ油煮
■じゃが芋のごままぶし ■かぼちゃの黒ごま煮
■豆腐のうまみ煮 ■麻婆豆腐 ■厚揚げとせん切りキャベツのさっと煮
■大豆ミートとししとうの煮もの ■大豆ミートといんげんの煮もの
■中国湯葉と白菜の煮もの ■中国湯葉としいたけの煮もの
■紫花豆の八角風味煮 ■白花豆の花椒風味煮
など、煮もの全39品
さくいん
トマト、にんじん、ほうれん草。食卓でおなじみの野菜ですが、いつも同じような食べ方をしていませんか。まずは、本書で野菜のシンプルあえ(p14-15)をお試しください。本書でご紹介するあえものの中で最もシンプルな8品。ウー・ウェン流「あえもの」の方程式が作る、豊かな味わいに驚くことでしょう。角煮や肉団子といった定番はもちろん、野菜と果もののあえもの、ねぎ油であえる四季のポテトサラダ、甘辛味でない魚の煮もの、甘くない煮豆、漬物の塩分を利用した調理、調味料やスパイス使いが印象的なひと品など、中国家庭料理を長く伝えてきた著者ならではの全97品。どのページから作りはじめてもご満足いただけます。